メンタルヘルス普及活動

「労働者の心身の健康を保つことが、労働の生産性や効率を上げる」という考えから、働く上での心構えやオンとオフの切り替え、職場における健全な人間関係の築き方など、メンタルヘルスに関する情報を発信し、普及する運動をしています。

メンタルヘルスケアの重要性

メンタルヘルスを維持できないことにより人々の死因に大きく関わることについて、2022年6月にWHOがレポートを出しました。
これによると、2019年時点で世界に約10億人近くが精神的に疾患を抱えており、その内で死因が自殺によるものが100人に1人以上の割合を占め、尚且つ、その自殺の約58%は50歳までに発生してしまうそうです。
これらの事態が発生してしまう主な要因として、精神疾患を持つ方に対するスティグマ(恥辱感)、差別、人権侵害などが、世界中のあらゆるコミュニティで未だに蔓延していることを挙げています。 
これらの課題について、WHOは全ての国に対して、
・メンタルヘルスの考え方を変えること
・メンタルヘルスのリスクに対処すること
・メンタルヘルスのケアシステムを強化すること

の3点を提言しています。

(出典:日本WHO協会)

上記の課題に限らず、精神的に負担がかかる要因として挙げられるのが、職場での対人関係によるものです。
特に医療・介護・福祉などの対人支援職は、相手の人生や生活に大きく介入し、サポートしていく立場の為、より負担がかかりがちです。患者さんやご利用者さんに引っ張られてしまい、最終的に離職や求職などに追いやられてしまうケースは度々耳にします。
従事者の方々の職業寿命を延ばし、質の高いサービスを持続的に提供する為には、個々のメンタルヘルスケアは必要不可欠です。
以上の理由から、当ページではメンタルヘルスケアに関わる情報を発信していきます。
サービス提供者やサービス受益者が、心身ともに健やかに安心して過ごせることを願っています。